1.13 sat − 2.24 sat 2024
海岸の枝
歳月はあわただしく過ぎ去ります。
ある日、気づくと、すでに海のそばに住んでいました。
私は海岸の枝に似ている、
もともとは海の出身ではない生き物なのです。
心が疲れた時、失敗した時、孤独の時、
いつも故郷の瓦を思い出します。
記憶の中で、故郷の青瓦はさっぱりしていて、
まるで永遠に空への合流点にたたずんでいるように頑張っていました。
故郷の瓦はまるで騎士のようです、
光輝く騎士。
「大丈夫、失った勇気は必ず戻ってくる」と、
教えてくれました。
キャンバスと空
私は空の真下で、絵を描いたり、人と喋ったり、また悩んだり。
自分にとって、空は自分自身に最も近い存在です。
空はいつもいつも私を注視しました。
「空」という単語がとても美しいです。
空の意味、中国では大空ではなく、何にも無い、あるいは無ということなのです。
キャンバスと空は似ています。
私は空の真下で、何にもない状態のキャンバスを眺めて、
なにかを探します。
1992 江蘇省無錫市(中国)生まれ
2020 名古屋造形大学造形学部造形学科洋画コース 卒業
2022 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域 修了
主な個展
2022 「ほとりを歩く」second 2.、東京
2018 「夏の入り口」名古屋造形大学内仮設ギャラリー、愛知
主なグループ展
2022 「多摩美術大学 大学院修了制作展 選抜展」多摩美術大学アートテーク、東京
2018 「day to day」名古屋市市政資料館、愛知
「みのかもannual2018 焦+-」みのかも文化の森敷地内野外、岐阜